お疲れ様です。コンサルタントの坂岡雅志です。
とにかく「ややこしい」「本当の事がわからない」と感じるSEOです。今日は1分で直感的に腹落ちできる内容だけ紹介してみます。
1.4つのタイプの検索意図
Googleが公開した情報によると、検索には4つの意図(下記レポート内ではMoment:瞬間)があるとされます。
その4つとは
①Know = 知る
②Go = 行く
③Do = する
④Buy = 買う
顧客が検索行為を行う背景は大きくこの4種類に分類でき、SEO対策を考えるうえでどの検索意図に対応した文章を考えれば良いかの指針です。
①知る
- テレビで見た、口コミで聞いた時にスマホを取り出して検索することがあります。
- 「知ること」が目的のため、購入検討の前段階です。
②行く
- 目的の場所に行く、欲しいものが売っている場所を探す検索です。
- 検索の後はGoogle地図を表示し、ナビゲーションします。
③する
- 仕事や趣味ではじめた、あるいはこれからやりたいことを検索します。
- How to コンテンツなどが該当します。
④買う
- 「母の日 プレゼント」など具体的に買いたいものを検索します。
- EC、あるいは店舗の情報を求めています。
- 広告やSEOの競争が最も激しい領域です。
2.「④買う」は広告を使う
買うための検索なら、広告費を使って短期的に成果を求めましょう。
SEOは時間がかかります。これからネット集客をしたい方には
「短期の広告+LP」
「中長期で費用対効果改善のSEO」
の二段構えをオススメします。
短期決戦は広告で
こちらの記事でも詳しく説明していますが、「買いたい人」にアプローチするなら広告を選んですぐに目につく場所に表示させましょう。むしろ課題は広告をクリックした後の着地ページのクオリティです。
- 魅力的なタイトルと文章の広告を配信
- 着地ページにメインビジュアルとキャッチコピーで瞬間直帰防止
- 買いたい人にあわせた「商品」「価格」「提案」を掲載
3.SEO参入は「①知る」「③する」から
①知る、③する、はすぐに購入に至らないかもしれませんが、「見込み顧客」の知りたい情報があるサイトには流入が集まるので検索順位が上がります。
④買うは競争激化の市場、入っても勝てません
購入につなげたい気持ちは共感できますが、既に資本力のある大手やSEO評価の高い良質なコンテンツで上位は埋め尽くされています。はやる気持ちを抑え、勝てる市場で勝負しましょう。
- 無理して10ページ目に表示されてもほとんど誰も見ない
- SEO記事の「量」「質」共に既に飽和状態
- 初心者がいきなり戦っても勝ち目が薄い
目的は検索順位を上げること
すぐ買いたい人じゃない、知りたい、~したい人に向ける意味は「検索順位を上げる」ためです。現時点で企業名や商品名の検索で上位表示しても、既知の顧客しか訪れません。SEOも広告も「常に新規顧客開拓」が本懐です。
- SEOとは検索エンジン最適化の意味
- SEO対策は、成約率アップではなく順位アップを目指す
- 1ページ目表示が達成できたらサイト内でクロージングする
4.とにかく1記事書く
SEO対策がしたいなら、とにかく記事を書きましょう。いきなりホームランは打てません。まずはバントやスクイズでコツコツ当てるところから。
ライティングの4ステップ
- 読む まずはライバル企業のコンテンツをインプットしましょう
- 話す インプットした情報を営業トークなどで使い、自分の言葉にします
- 書く 理路整然と話し反応が出てきたら、その内容を文章にまとめます
- 調整 SEO記事になるよう、章立て、メインビジュアル、タイトルを調整
千里の道も1記事から
何も書かなければ始まりません。また、外注を使ってもかまいませんが、うまく説明ができなければ説得力のない、どこにでもある記事を量産するだけです。とにかく、1本自分で書くことから全てが始まります。
記事をアップしたらPV数をチェックする
せっかく記事を書いたら、必ずPV数をチェックしましょう。最初はPV数だけでOKです。10記事20記事と記事がたまってきたら記事ごとに直帰率や滞在時間も比較して当たり記事を見つけましょう。
まとめ
これからSEO対策を始める方は、以下の3点に気を付けましょう。
- 「知る」「する」の検索意図に応える記事を書く
- 「読む(インプット)」「話す(アウトプット)」「書く(整理)」の順番で
- とにかく1記事書く
複雑に感じがちなSEOも、どのニーズに応えるか決めて検索意図に合わせたコンテンツ設計ができれば、動き出せるかもしれませんね。
がんばりましょう!